Smileきいたら行きつく脳内イメージ

私は音楽家になりたかったのでした…!

 

ヒンデミット

「音楽が引き起こす反応は感情ではなくイメージ、即ち感情の記憶である。夢、記憶、音楽への反応…これら三つは同じもので出来ている。絵画、詩、彫刻、建築物…それらは音楽と対照的に、感情イメージを解き放たない。その代わり本物の感情に訴える。」(著書「作曲の世界」より)

 

残念ながらなれなかったのですが、微妙に備わってしまった音楽の「聴き方」を使って楽曲をききわけます。

テンションの使い方は理論勉強して挫折。やめるきっかけになりました…本物の音楽家はアナリーゼをよくしています…。

あと、「聞く」と「聴く」の違いは音楽問わず向き合ってほしい言葉。

 

雛が、初めてみたものを親と思う感じ?のように音楽から受けたイメージやその時の感情、場所、残りますよね…。

かの有名なSmile、ジャズスタンダードにもなっている曲ですが、その曲がどんなアレンジでかかっていても、私の脳内には思いだしてしまうバージョンが、サクソフォニストDAVID SANBORNバージョン。サックスを当時ならってみてただよく聞いていたっていうことだけ。そして木管楽器に分類されるサックスでこんなに金属音ぽくなるの?と不思議に思った音。きっとメタルのマウスピースなんだ。その音と一緒になぜか武田真治氏のサックス演奏姿を思う。もうこれセット。

ただの脳内イメージ。

 

それと、あまりに多くのアレンジがあるスタンダードと呼ばれる曲たちですが、何の曲だったっけ?とかけ離れたアドリブになると自分はあまり好みでありません。そういうときは、どこいっちゃうのSmileとか、俺Smileとか自分の中でサブタイトルをつけて聞いたりしてます。そういう言う人は確固たるオリジナリティなんだな、それかナルシシズムを感じます。それはそれでよし。